いよいよ決行の日になった。
私達は裏門に車をとめて、外へ出た。
目の前にはよく見慣れたメア家の立派な屋敷がたっている。
そして、耳につけた魔道具からレイの声が聞こえた。
『それでは作戦開始とします。何かあったらすぐに連絡をしてください。それでは、健闘を祈ります』
私はギュッと手ですそを握った。
今日、境界線をぶち壊す。
ーーーーー
私達はサクの部屋に一直線に向かった。
斗亜も意外と足が速くて助かった。
「華恋、本当に大丈夫なのかな?大勢が屋敷に入ってきたのに、誰も気がついていないなんて」
「そうね、静かすぎるわ。何か企んでいるのは間違いなさそうね。気をゆるめないでね」
「わかってる」
そうしているうちに、サクの部屋についた。
私は斗亜に視線で「開けるよ」と伝える。
うなずいたのを見て、私は勢いよくドアを開けた。
ドンッ!!!
鈍い音が部屋の中に響き渡る。
すぐに部屋の中を見回しながら、気配を探った。
でも、サクはどこにもいない。
「斗亜、ここにはいないみたいだわ。とりあえず、部屋の中を探ってみましょう」
「そうだね」
それから、私達は手当たり次第情報を探した。
私はサクがいつも座っているところのデスクを調べている。
そして、1番右下の引き出しを開けてみる。
そこには1枚の紙が入っていた。
『僕の婚約者へ
今日が君達がここに攻めてくるのは知っていたよ。
だから、こんな簡単なところには隠れてあげない。
華恋なら僕がどこにいるかわかるはずだよ。
当ててみてね。』
これは確実に私への手紙。
やはり計画決行日を知られていたのか。
それは仕方がないとして、とりあえずレイに連絡を入れよう。
「レイ、予定の部屋にサクはいなかったわ。サク達はやっぱり今日は決行の日だってわかっていたみたい。私達はこれから……そうね、地下室に行くわ」
サクと仲がよかった時にいつも一緒にいたのは、あの薄暗い地下室だった。
広さも十分だし、戦うにはあっている場所だろう。
『了解しました。引き続き、任務を遂行(すいこう)してください』
私は立ち上がった。
「斗亜、サクがいる場所に見当がついたわ。サク達は私達の計画を知っているみたいだったから、絶対に警戒をゆるめないでね」
「…わかった。すぐに向かおう」
斗亜も立ち上がったのを見て、私は地下室に向かって走り出した。
斗亜も後をしっかりとついてきてくれている。
「場所はどこ?」
「地下室よ。加勢が来るのには時間がかかる場所だから、事前にレイには伝えたわ。何かあったら時間稼ぎね」
「オーケー。やっぱり華恋は頼りになるね」
この状況で冷静に会話ができるなんて、やっぱり表社会のトップね。
「私も頼りにしてるわよ」
「ああ、ありがとう」
さっきよりも嬉しそうな声が後ろから聞こえた。
それから階段を駆け下りて、すぐに地下室に着いた。
「よし、ここね。ここからは自分が生き残ることを考えて戦いましょう」
地下室は防音なので、多少しゃべっていても平気だ。
「わかった。お互い絶対生き残ろうね」
私はうなずいた後、その大きな扉をゆっくりと開けた。
そこに立っていたのは、よく見慣れた笑顔を浮かべたサクだった。
私達は裏門に車をとめて、外へ出た。
目の前にはよく見慣れたメア家の立派な屋敷がたっている。
そして、耳につけた魔道具からレイの声が聞こえた。
『それでは作戦開始とします。何かあったらすぐに連絡をしてください。それでは、健闘を祈ります』
私はギュッと手ですそを握った。
今日、境界線をぶち壊す。
ーーーーー
私達はサクの部屋に一直線に向かった。
斗亜も意外と足が速くて助かった。
「華恋、本当に大丈夫なのかな?大勢が屋敷に入ってきたのに、誰も気がついていないなんて」
「そうね、静かすぎるわ。何か企んでいるのは間違いなさそうね。気をゆるめないでね」
「わかってる」
そうしているうちに、サクの部屋についた。
私は斗亜に視線で「開けるよ」と伝える。
うなずいたのを見て、私は勢いよくドアを開けた。
ドンッ!!!
鈍い音が部屋の中に響き渡る。
すぐに部屋の中を見回しながら、気配を探った。
でも、サクはどこにもいない。
「斗亜、ここにはいないみたいだわ。とりあえず、部屋の中を探ってみましょう」
「そうだね」
それから、私達は手当たり次第情報を探した。
私はサクがいつも座っているところのデスクを調べている。
そして、1番右下の引き出しを開けてみる。
そこには1枚の紙が入っていた。
『僕の婚約者へ
今日が君達がここに攻めてくるのは知っていたよ。
だから、こんな簡単なところには隠れてあげない。
華恋なら僕がどこにいるかわかるはずだよ。
当ててみてね。』
これは確実に私への手紙。
やはり計画決行日を知られていたのか。
それは仕方がないとして、とりあえずレイに連絡を入れよう。
「レイ、予定の部屋にサクはいなかったわ。サク達はやっぱり今日は決行の日だってわかっていたみたい。私達はこれから……そうね、地下室に行くわ」
サクと仲がよかった時にいつも一緒にいたのは、あの薄暗い地下室だった。
広さも十分だし、戦うにはあっている場所だろう。
『了解しました。引き続き、任務を遂行(すいこう)してください』
私は立ち上がった。
「斗亜、サクがいる場所に見当がついたわ。サク達は私達の計画を知っているみたいだったから、絶対に警戒をゆるめないでね」
「…わかった。すぐに向かおう」
斗亜も立ち上がったのを見て、私は地下室に向かって走り出した。
斗亜も後をしっかりとついてきてくれている。
「場所はどこ?」
「地下室よ。加勢が来るのには時間がかかる場所だから、事前にレイには伝えたわ。何かあったら時間稼ぎね」
「オーケー。やっぱり華恋は頼りになるね」
この状況で冷静に会話ができるなんて、やっぱり表社会のトップね。
「私も頼りにしてるわよ」
「ああ、ありがとう」
さっきよりも嬉しそうな声が後ろから聞こえた。
それから階段を駆け下りて、すぐに地下室に着いた。
「よし、ここね。ここからは自分が生き残ることを考えて戦いましょう」
地下室は防音なので、多少しゃべっていても平気だ。
「わかった。お互い絶対生き残ろうね」
私はうなずいた後、その大きな扉をゆっくりと開けた。
そこに立っていたのは、よく見慣れた笑顔を浮かべたサクだった。



