それほどの国の損失を出すくらいなら、爵位を与え自国へ縛りながら結婚相手に嫁いでもらうが絶対に効率がいい。
「ま、好きな相手が王族とかになれば話は変わるが」
運命の相手が姫と騎士だなんて、そんなチープなロマンス小説な展開は、物語の中だけだ。現に俺の妹は、どれだけ騎士が自分を守ろうともそれを「仕事」として見ていて感動すら覚えていない。生まれた時から守られるのが当たり前の王族だったのだ、その感覚もわからなくもなかった。
それよりも顔のいい貴族令息に、夜会でダンスを申し込まれただとかなんとかで盛り上がっている姿の方がよく見る光景だ。
そんな関係ないことを考え込んでいた俺が、意識戻すように大きなため息を吐く。
「結婚なぁ……」
どうしても決め手に困り、鬱屈とした気持ちのまま窓の外へと視線を移した。
王族といえば何でもできる力を持っている反面、何もできない、選べないという不自由さも持ち合わせているのだ。
(このまま俺が執務室から抜け出しても、どうせこっそり護衛騎士がついてくるんだよなぁ)
一見自由に見えても自由ではないのだ。
そこまで考えて、ふとあることを思い出した。
「ま、好きな相手が王族とかになれば話は変わるが」
運命の相手が姫と騎士だなんて、そんなチープなロマンス小説な展開は、物語の中だけだ。現に俺の妹は、どれだけ騎士が自分を守ろうともそれを「仕事」として見ていて感動すら覚えていない。生まれた時から守られるのが当たり前の王族だったのだ、その感覚もわからなくもなかった。
それよりも顔のいい貴族令息に、夜会でダンスを申し込まれただとかなんとかで盛り上がっている姿の方がよく見る光景だ。
そんな関係ないことを考え込んでいた俺が、意識戻すように大きなため息を吐く。
「結婚なぁ……」
どうしても決め手に困り、鬱屈とした気持ちのまま窓の外へと視線を移した。
王族といえば何でもできる力を持っている反面、何もできない、選べないという不自由さも持ち合わせているのだ。
(このまま俺が執務室から抜け出しても、どうせこっそり護衛騎士がついてくるんだよなぁ)
一見自由に見えても自由ではないのだ。
そこまで考えて、ふとあることを思い出した。

