またもぎゃいぎゃいと言い合いをしていると、遠くでゴーレムの足音が聞こえはじめる。どうやらやっと追いついてきたらしい。
「俺がなんとかするので、エヴァ様は安全なところで隠れていてください」
「絶対嫌! ひとりじゃ厳しいって言ってるじゃない!」
「それでも貴女が危ない目に合う可能性は確実に消しておきたいんですよッ」
オスキャルが叫ぶように告げた言葉にぽかんとする。この言葉は護衛騎士としてもので、職務を全うしたいからだ。騎士としてのプライドだってあるだろう。それでも、私の心をくすぐるには十分な言葉だった。
(オスキャルの心の一番上は今、オスキャルなのに)
それでも彼は、私を優先してくれようとしているのだ。そんな彼を、私は誰より信じてる。
「わかった。じゃあ、私はゴーレムからなるべく遠ざかるから、貴方はここで待ち伏せして花をお願い」
「はい」
「どんな方法でもいいわ。オスキャルなら絶対花を無事摘んでくれるって信じているから」
「わかりました」
「俺がなんとかするので、エヴァ様は安全なところで隠れていてください」
「絶対嫌! ひとりじゃ厳しいって言ってるじゃない!」
「それでも貴女が危ない目に合う可能性は確実に消しておきたいんですよッ」
オスキャルが叫ぶように告げた言葉にぽかんとする。この言葉は護衛騎士としてもので、職務を全うしたいからだ。騎士としてのプライドだってあるだろう。それでも、私の心をくすぐるには十分な言葉だった。
(オスキャルの心の一番上は今、オスキャルなのに)
それでも彼は、私を優先してくれようとしているのだ。そんな彼を、私は誰より信じてる。
「わかった。じゃあ、私はゴーレムからなるべく遠ざかるから、貴方はここで待ち伏せして花をお願い」
「はい」
「どんな方法でもいいわ。オスキャルなら絶対花を無事摘んでくれるって信じているから」
「わかりました」

