「エヴァ様が俺を選ぶことは、あり得ないな」
まるで渇いた地面に吸い込まれ消える水のように、最初から何もなかった顔をして彼女は別の人を選ぶのだ。
何故なら彼女は『幽霊姫』と蔑まれている状況を楽しむ、誰よりも『王族らしい王族』だから。
「理解ができんな」
「まぁ、エルフには身分差なんてものは理解できないかもしれないけどさ」
そもそもエルフにはもっと大きな〝種族差〟という問題があるのだが──
(でも、問題の大きさは『俺が決めて』いいんだもんな)
懐かしいことを思い出してくすりと笑みが零れる。
そんな俺を見たアルフォードは、何故か少し得意気に鼻を鳴らした。
まるで渇いた地面に吸い込まれ消える水のように、最初から何もなかった顔をして彼女は別の人を選ぶのだ。
何故なら彼女は『幽霊姫』と蔑まれている状況を楽しむ、誰よりも『王族らしい王族』だから。
「理解ができんな」
「まぁ、エルフには身分差なんてものは理解できないかもしれないけどさ」
そもそもエルフにはもっと大きな〝種族差〟という問題があるのだが──
(でも、問題の大きさは『俺が決めて』いいんだもんな)
懐かしいことを思い出してくすりと笑みが零れる。
そんな俺を見たアルフォードは、何故か少し得意気に鼻を鳴らした。

