「聖女の元へ現れたその男性は、薬はまた作ればいいって言っていたのよね」
「まさか」
どうやらオスキャルも理解したのか、眉をひそめ息を呑んだ。
「多分、みんなが想像した通りよ。その男性の大切な人が病の犠牲になったんだと思うわ」
いつ、どこに毒草が発見されて焼き払われたのかはわからない。だが、誰かがこれは毒だとそう気付いたらすぐに焼き払う処理がされる。それは衛兵が独自で判断し行うこともあれば、騎士団が派遣されることもあった。
このリンディ国では当たり前の対応だからだ。その毒草が薬になるとわかっていても、自生しているものが発見されたらやはり同じ対応がされるだろう。
(万が一国民の誰かが誤って口にしてしまったら大変だもの)
研究のために特別に栽培が許可されることもあるかもしれないが、それらは全て王家で管理し信頼のできる薬師の元でのみだ。
事前に摘んだり自家栽培していれば別だが、一か月後に人相が変わって現れたということはそういったことはしていなかったのだろう。
森の奥に住むその男性には、もし毒草を王家が管理していたのだとしても入手する術はなかったはずだ。
「まさか」
どうやらオスキャルも理解したのか、眉をひそめ息を呑んだ。
「多分、みんなが想像した通りよ。その男性の大切な人が病の犠牲になったんだと思うわ」
いつ、どこに毒草が発見されて焼き払われたのかはわからない。だが、誰かがこれは毒だとそう気付いたらすぐに焼き払う処理がされる。それは衛兵が独自で判断し行うこともあれば、騎士団が派遣されることもあった。
このリンディ国では当たり前の対応だからだ。その毒草が薬になるとわかっていても、自生しているものが発見されたらやはり同じ対応がされるだろう。
(万が一国民の誰かが誤って口にしてしまったら大変だもの)
研究のために特別に栽培が許可されることもあるかもしれないが、それらは全て王家で管理し信頼のできる薬師の元でのみだ。
事前に摘んだり自家栽培していれば別だが、一か月後に人相が変わって現れたということはそういったことはしていなかったのだろう。
森の奥に住むその男性には、もし毒草を王家が管理していたのだとしても入手する術はなかったはずだ。

