岩の中や土の中といった私では採るのが難しい場所にある材料はオスキャルが平然と剣を使い採ってくれたし、浅い湖の中心にあるという果物のような材料は、残念ながら水面に映る自分の顔にうっとりとして進めないオスキャルを尻目にジャブジャブと私が採りに行ったりもした。
「ゴーレムのお陰で害をなす相手がいないってのも捗っている理由ね」
自分がゴーレムにとって盗人側かはまだ遭遇していないのでわからないが、私以外に採取している人も、そして私に害をなそうとしている人も入ってこれないというのはありがたい。材料集めに集中できたお陰で、いつの間にか残りはあとひとつだけになっていたのだが、その最後のひとつが見つからなかった。
「図解の通りなら可愛い花、なんだけど……」
花弁が七色のグラデーションになっているその花は、花自体が僅かな魔力を持っているらしく暗闇で発光するとも書かれている。いっそ暗くなるまで待てば見つけやすくなるかもしれないが、流石にそんな時間まで外に出歩いているのはまずかった。
「場所はどこにあるって書いてあるんですか?」
「うーん、それが、これだけは明確に書かれてないのよねぇ」
「ゴーレムのお陰で害をなす相手がいないってのも捗っている理由ね」
自分がゴーレムにとって盗人側かはまだ遭遇していないのでわからないが、私以外に採取している人も、そして私に害をなそうとしている人も入ってこれないというのはありがたい。材料集めに集中できたお陰で、いつの間にか残りはあとひとつだけになっていたのだが、その最後のひとつが見つからなかった。
「図解の通りなら可愛い花、なんだけど……」
花弁が七色のグラデーションになっているその花は、花自体が僅かな魔力を持っているらしく暗闇で発光するとも書かれている。いっそ暗くなるまで待てば見つけやすくなるかもしれないが、流石にそんな時間まで外に出歩いているのはまずかった。
「場所はどこにあるって書いてあるんですか?」
「うーん、それが、これだけは明確に書かれてないのよねぇ」

