《ＤＯＯＭ》

「大丈夫だろ。コーラスで入ってもボーカル喰うくらいなんだから」


「実は僕も前から、ナオヤさんがボーカルでもいいんじゃないかって思ってました」


「えっ、そうなの？
つーか、ハルタくん……そりゃ何気にヒドくないすか？ ボーカルくんの立場は？ 追い出しといて、何だけどさ……」


「いや、僕はあくまで最後に加入した訳ですし、その時点で既にいた方にどうとは……でも、もういない訳ですし」


「それに、元々オマエが曲作ってる訳だし。
そのほうが楽じゃねぇの？」


「そりゃ、そうなんだけどもー……」