お金持ち学園の王子様たちとヒミツの時間





よく見ると口元は震え、浅い呼吸を繰り返している。




さっきまで普通に話してたのに、いきなりどうしたんだろう。



予期せぬ事態に頭の中が一気に真っ白になる。




「まっ、て……すぐ、なおるから……っ」




苦しそうに絞り出された声を聞いて、胸がキュッと締め付けられた。





_________私、何やってるんだろう。




輝石学園に入学して、自分もみんなみたいに誰かを助けられるかもしれないなんてどこかで甘い幻想を抱いていた。




それなのに現実は、
目の前で苦しんでいる人がいてもなにもできない。





私は本当にこのままでいいの?