そういえば柚月くん、今日はあんまり元気なさそうだったな。
出会ったばかりの私には普段のことはわからないけど、今日柚月くんが喋っているのをほとんど見ていない。
昨日顔色が悪かったこともあってどうしても気になってしまう。
「ねえ、柚月くん。となり座ってもいいかな?」
「はぁ?なんで」
私に諦める気が無いと分かったのか、しぶしぶと横にずれてスペースを開けてくれた。
「ありがとう!」
思わず笑顔を浮かべて柚月くんに視線を合わせると、またもや視線を逸らされてしまった。
「それで、わざわざ隣に座ってなんかあんの?」
柚月くんからの少しトゲのある視線がこれ以上自分に踏み込んでくるなと言われているみたいで口ごもってしまう。

