お金持ち学園の王子様たちとヒミツの時間





ルームツアーの後、私は自分の部屋で荷物の整理をした。



はぁ……けっこう時間たっちゃったな。



疲れた身体をほぐすために、腕を上にあげてぐーっと伸びをする。



ずっと作業してたから喉が乾いてしまった。



水を飲もうとキッチンのほうに向かう。



みんな出掛けてしまっているのか、静まり返ったリビングへの扉を開ける。




「あれ、柚月くん?」



誰もいないと思っていたリビングでひとり、ソファに座り込みぼんやりしている柚月くんを見つけた。



「あ……」



ぱちりと目が合うと、少し気まずそうにふいっと目をそらされてしまう。