普通の家十数軒分にもなるであろう広大な土地に思わず大きな声が出てしまう。
ただお屋敷があるだけでなく、明らかに高そうな彫刻でなにか刻まれた噴水や色とりどり様々な種類のお花が植えられた花畑など普通の庭では見られない光景が広がっている。
「そんなに驚いてどうしたの?」
なにをそんなに驚いているんだとでも言いたげにみんなが見てくる。
「いやおかしいよ!いくら全校生徒が生活するにしてもこの広さは絶対必要ないと思う」
私のあまりの剣幕にみんな一瞬黙りこくってしまう。
「あの、莉亜言いにくいんだけど……」
ここでも相変わらず私の隣をキープしていた琉弥くんが口を開く。
「な、なに?」
まだなにかあるのかと身構えてしまう。

