空に還る。

戦争は、絶対に忘れてはいけないことだ。
私達の世代こそが心に痛みを刻みつけて生きていかなければ、きっとまた繰り返されてしまうんだから。

宣言しなくてもそんなことは当たり前で、
なのにどこかピンとこないのは
想像力が乏しいからかな。

八月。蒸して温度の上がりきった体育館。
流れる汗。渇く喉。

こんなものは比じゃないのだろう。

知ることができないのは罪だ。
考えることをやめてしまうのはもっと非道鬼畜だ。

この歴史さえも「嫌いな長崎」の一部にしてしまえるほど、
私は酷くはなれない。

けれど全てを正しく理解することはできない。
命の重みを、私は信じられない。

私は私が、誰よりも何よりも、一番嫌い。