恋雪にバスケのルールを説明し、練習にもとことん付き合った。そのうち、二人で遊びに行ったりする機会が増え、自然と付き合うようになった。お互いが社会人となった今も、この関係は変わっていない。
賽銭箱にお賽銭を入れ、鈴を二人で鳴らす。まるで、恋人の聖地と名付けられている場所にある鈴を鳴らしているみたいだと二人で笑った。ちなみに神社にある鈴は、神様に自分たちがお参りに来たことを告げるためにあるそうだ。
お辞儀を二回、手を合わせて二回叩く。そして心の中でお願い事を言う。椿は目を閉じて考えた。
(仕事はまあ上手くいってるよね。恋愛も問題なし。だから、この平穏がいつまでも続きますようにっと)
目を開けてお辞儀をする。隣を見れば、恋雪は真剣そうな顔でまだ参拝していた。何を願っているんだろう、と椿の口角が上がる。
「お待たせ」
目を開けて椿を見た恋雪は、寒さのせいか頬を赤くしながら笑った。椿も笑い返し、「甘酒飲みに行こ!甘酒って飲む点滴って言われてるんだって」と言う。本殿の近くで甘酒が振る舞われており、甘い香りが漂っていた。
賽銭箱にお賽銭を入れ、鈴を二人で鳴らす。まるで、恋人の聖地と名付けられている場所にある鈴を鳴らしているみたいだと二人で笑った。ちなみに神社にある鈴は、神様に自分たちがお参りに来たことを告げるためにあるそうだ。
お辞儀を二回、手を合わせて二回叩く。そして心の中でお願い事を言う。椿は目を閉じて考えた。
(仕事はまあ上手くいってるよね。恋愛も問題なし。だから、この平穏がいつまでも続きますようにっと)
目を開けてお辞儀をする。隣を見れば、恋雪は真剣そうな顔でまだ参拝していた。何を願っているんだろう、と椿の口角が上がる。
「お待たせ」
目を開けて椿を見た恋雪は、寒さのせいか頬を赤くしながら笑った。椿も笑い返し、「甘酒飲みに行こ!甘酒って飲む点滴って言われてるんだって」と言う。本殿の近くで甘酒が振る舞われており、甘い香りが漂っていた。

