前のように迎えに来てくれて、ダイニングバーに行った。お祝いって言って、ピアスをプレゼントしてくれた。 あんなに大好きだった達哉にはじめてもらったアクセサリー。 嬉しいはずなのに、なぜか冷めてるあたしがいて…。 あまり話も盛り上がらなくて、達哉はそのままあたしを家まで送ってくれた。愛し合うこともなく…。 車を降りるとき、達哉がキスしてくれた。前と変わらない甘くて深いキス。 一瞬、心が揺らいだけど、もう迷わないあたしがいた。