トルルルー、トルルルー…♪ 呼び出し音が何回かなったあと、達哉が出た。 「懐かしいね。」 「うん。一ヶ月ぶりかな。あたし、内定もらったんだ。」 達哉は、 「おめでとう!今度お祝いしようか。」 そう言ってくれて、久しぶりに会うことになった。 だけど不思議ともう、あまり楽しみでないあたしがいた。