車は山の中に入っていった。そして達哉が車を停めた前には一面の夜景。 すごくきれいで、あたしは見とれてしまっていた。 「楓ちゃん。」 そう呼ばれ振り向くと、達哉にキスされた。そして抱き締められた。 もう、外の寒さなんて忘れるくらいだった。 「楓ちゃんと見たかったんだ。」 達哉は言った。 あたしはさらに達哉にはまってしまった。