この恋は妄想じゃありません

「どこそれ俺知らないんだけど」


「裏道にあるファミレスだよ」


「へぇいいじゃんそこにしよっか」



そんな感じで時間も場所もすぐ決まる。



「じゃあ明日の3時半下駄箱集合でいい?」



「うん」


「了解でーす」



色々あったけど、勉強会できそうでよかった。




小宮さんとも仲良くなりたかったからいい機会になりそうだ。




「じゃーね莉紗先輩」


「待って瀬名くん、勉強わかんないとこってどこ?」



教えて欲しいっていってたからどこかわかんないところがあるのは確かだ。



1年生の範囲とはいえ、教えられなかったら嫌だから先に聞いて今日復習しておこう。



「ここ」



瀬名くんの指した範囲はラッキーなことに私の得意分野だった。



「分かったじゃーね」



これなら大丈夫そうと安心し、今日の生徒会は終わった。