この恋は妄想じゃありません

「ごめんね、勝手に増やしちゃって」


「いいよいいよ!人数いた方が楽しいし」



私が勝手に人数増やしちゃったのに、夏川くんは全く動じずいいよと言ってくれた。



スポーツできて、頭良くて、性格までいいとかリアル王子様じゃん。



「じゃあ改めていつにしよっか」


「乃愛はいつでもいけます」



小宮さんがそう言うと、瀬名くんが



「じゃ明日は?」



と言う。



「いけるよ」


「俺も大丈夫」



案外すぐ勉強会ができそうで安心する。



「じゃ明日ね!場所はどうする?」


「確かに…」



図書館はきっと人がいっぱいいてうるさくできないだろうし、急に誰かの家っていうわけにもいかないし。




「三琴くんのバイト先は?」



小宮さんが瀬名くんがバイトしているあのファミレスを提案する。



「いいね!」



あのファミレスなら人がそんなにいないし、ちょうど勉強するのによさそう。