この恋は妄想じゃありません

「うん、別にいーけど」


い、良い奴じゃん!



チャラチャラしてるし、軽いし、からかってくるけど秘密を守ってくれるならギリギリ許してあげられるレベル。



「守ったら付き合ってくれる?」


「いや付き合わないよ」



前言撤回。



やっぱりただのチャラくて絡んでくる後輩でした。



信用できなさすぎる。



「まーいーや、じゃーね先輩」



そしてむすっとしてプリンを置いた後、キッチンの方へ帰って行った。



バイト中だったことを忘れて会話しちゃった…。



彼がいなくなって1人になってから思う。



うわぁーやらかした。



注文したものが届くまではパソコンを開かなければ良かった。



中学校の時みたいになったらどうしよう…。



あんなやつ全く信用できないし、偏見で悪いけどすぐみんなにばらしそう。



たたでさえ最近疲れてるのにまた悩み事がひとつ増えてしまった。