「俺の妹、アリサ先生の小説全部読んでるよ」
まさか、瀬名くんが恋愛小説サイト「スピカ」の存在を知っていてさらに私のペンネームまで知ってるとは思わなかった。
「家でもアリサ先生、アリサ先生ってずっと言ってるし」
興奮気味に話されて、私までテンションが上がってしまう。
瀬名くんに小説を書いていることを知られたことのショックは測りきれないけどファンがいることの嬉しさも同じくらいある。
「ねぇ瀬名くん」
だけど…言わなきゃいけないことがある。
「小説書いてることは秘密にしてくれない?」
瀬名くんに妹がいなければ、今この瞬間小説を書いていることをバカにされていた可能性だってある。
ほんと、ラッキーだっただけだ。
もし瀬名くんの口から他の人たちにこのことが伝えられてしまえば中学の時と同じになってしまう。
なんとしてでも口止めする必要がある。
まさか、瀬名くんが恋愛小説サイト「スピカ」の存在を知っていてさらに私のペンネームまで知ってるとは思わなかった。
「家でもアリサ先生、アリサ先生ってずっと言ってるし」
興奮気味に話されて、私までテンションが上がってしまう。
瀬名くんに小説を書いていることを知られたことのショックは測りきれないけどファンがいることの嬉しさも同じくらいある。
「ねぇ瀬名くん」
だけど…言わなきゃいけないことがある。
「小説書いてることは秘密にしてくれない?」
瀬名くんに妹がいなければ、今この瞬間小説を書いていることをバカにされていた可能性だってある。
ほんと、ラッキーだっただけだ。
もし瀬名くんの口から他の人たちにこのことが伝えられてしまえば中学の時と同じになってしまう。
なんとしてでも口止めする必要がある。

