「どうするのかなんて莉紗先輩の勝手なのに」
「夏川くんとは付き合ってないよ!?」
あの後、私は夏川くんの告白を断った。
「夏川くんごめん、私好きな人いるから」
「それって…瀬名くん?」
「うん」
瀬名くんが好きだ、すごく好きだ。
もう自分じゃ止められないくらい。
遊園地へは電車で学校の最寄り駅から、20分ほど。
大きな観覧車が見えてきて小さい頃よく来たなぁと懐かしく感じた。
「なんで誘ってくれたの?」
「言ったじゃん。いつでも息抜き付き合うよって」
確かに、ひまわり畑で彼はそう言った。
でもほんとに困った時に助けてくれるとは思ってなかった。
ある種の社交辞令みたいなものだと勝手に勘違いしていた。
「ありがとう、瀬名くん」
何回私は瀬名くんにありがとうって言ったかな。
この借りを何年かけたら返せるかな。
「夏川くんとは付き合ってないよ!?」
あの後、私は夏川くんの告白を断った。
「夏川くんごめん、私好きな人いるから」
「それって…瀬名くん?」
「うん」
瀬名くんが好きだ、すごく好きだ。
もう自分じゃ止められないくらい。
遊園地へは電車で学校の最寄り駅から、20分ほど。
大きな観覧車が見えてきて小さい頃よく来たなぁと懐かしく感じた。
「なんで誘ってくれたの?」
「言ったじゃん。いつでも息抜き付き合うよって」
確かに、ひまわり畑で彼はそう言った。
でもほんとに困った時に助けてくれるとは思ってなかった。
ある種の社交辞令みたいなものだと勝手に勘違いしていた。
「ありがとう、瀬名くん」
何回私は瀬名くんにありがとうって言ったかな。
この借りを何年かけたら返せるかな。

