「もうすぐクリスマスか、早いなあ」
無事にテレビの収録が終わり、弦と二人で事務所に戻ってパソコンに向かっていると、ふいに環奈が呟いた。
「あー、結局今年もクリスマスまでに彼氏が出来なかったよー。やだなー、クリぼっち」
「環奈ちゃん、クリスマスまであと1ヶ月以上あるよ?これから彼氏出来るんじゃない?」
「そう思ってて出来なかったらショックなので、もうシングルベルの気分でいます」
「へえ、最近は色んな言い方があるんだね。クリぼっちのシングルベルかあ」
「雪村さん、感心するとこじゃないですよ」
そんなことを話していると、営業課の女性社員が入って来た。
「失礼します。あの、どなたかにお話ししたいんですけど……」
なんだろう?と環奈と顔を見合わせてから、めぐは立ち上がる。
「はい、私でよければお伺いしましょうか?」
「あ、じゃあ雪村さんにお願いしようかな。忘年会の幹事、今年は広報課が担当なんです。お願い出来ますか?」
「そうなんですね」
年末の各課合同の忘年会は、毎年幹事は当番制で持ち回りとなっている。
昨年は営業課で、今年はどうやら広報課の番が来たようだった。
「例年と変わらない内容で構いませんか?」
「ええ、大丈夫です。みんな業務が忙しくなる時期だし、希望者だけが集まってざっくばらんな立食パーティーって感じで」
「分かりました。ではこちらで手配しておきますね」
「よろしくお願いします。それじゃあ」
めぐが席に座り直すと、弦が隣から声をかけてきた。
「めぐ、俺も手伝うよ、幹事」
「ほんと?助かる。えーっと、確か毎年ホテルのバンケットルームでやってたよね?」
「ああ。時間がある時にホテルに相談に行こうか」
「うん、そうだね」
早速ホテルに電話を入れ、翌週に打ち合わせに行くことになった。
無事にテレビの収録が終わり、弦と二人で事務所に戻ってパソコンに向かっていると、ふいに環奈が呟いた。
「あー、結局今年もクリスマスまでに彼氏が出来なかったよー。やだなー、クリぼっち」
「環奈ちゃん、クリスマスまであと1ヶ月以上あるよ?これから彼氏出来るんじゃない?」
「そう思ってて出来なかったらショックなので、もうシングルベルの気分でいます」
「へえ、最近は色んな言い方があるんだね。クリぼっちのシングルベルかあ」
「雪村さん、感心するとこじゃないですよ」
そんなことを話していると、営業課の女性社員が入って来た。
「失礼します。あの、どなたかにお話ししたいんですけど……」
なんだろう?と環奈と顔を見合わせてから、めぐは立ち上がる。
「はい、私でよければお伺いしましょうか?」
「あ、じゃあ雪村さんにお願いしようかな。忘年会の幹事、今年は広報課が担当なんです。お願い出来ますか?」
「そうなんですね」
年末の各課合同の忘年会は、毎年幹事は当番制で持ち回りとなっている。
昨年は営業課で、今年はどうやら広報課の番が来たようだった。
「例年と変わらない内容で構いませんか?」
「ええ、大丈夫です。みんな業務が忙しくなる時期だし、希望者だけが集まってざっくばらんな立食パーティーって感じで」
「分かりました。ではこちらで手配しておきますね」
「よろしくお願いします。それじゃあ」
めぐが席に座り直すと、弦が隣から声をかけてきた。
「めぐ、俺も手伝うよ、幹事」
「ほんと?助かる。えーっと、確か毎年ホテルのバンケットルームでやってたよね?」
「ああ。時間がある時にホテルに相談に行こうか」
「うん、そうだね」
早速ホテルに電話を入れ、翌週に打ち合わせに行くことになった。



