「……おはようございます」
朝が来て、事務所に現れためぐはご機嫌ななめだった。
「おはよう、敗者めぐくん。よく眠れたかい?」
嫌味っぽくそう言う弦に、あからさまに拗ねた顔をする。
「せっかく誕生日のお祝いだったのに」
「そんな顔するなって。充分祝ってもらったよ。ありがとな、めぐ」
めぐは仏頂面のまま頷いた。
「それとさ、今夜食べに行かないか?辻褄合わせの会」
「え?いいけど。あ、誕生日プレゼントの話とか?」
「うん、まあそんなとこかな。じゃあ夜にな」
「分かった」
今日は環奈がオフの日で、弦の誕生日プレゼントに何を贈ったのかを聞かれることもない。
夕方になるとキャナルガーデンに行き、ランタンフェスティバルを手伝った。
SNS効果もあってか昨日よりも更に賑わいを増し、夜空を彩るたくさんのランタンにめぐはまたうっとりと見とれる。
定時を過ぎると、めぐと弦は一緒に事務所を出ていつもの居酒屋に向かった。
朝が来て、事務所に現れためぐはご機嫌ななめだった。
「おはよう、敗者めぐくん。よく眠れたかい?」
嫌味っぽくそう言う弦に、あからさまに拗ねた顔をする。
「せっかく誕生日のお祝いだったのに」
「そんな顔するなって。充分祝ってもらったよ。ありがとな、めぐ」
めぐは仏頂面のまま頷いた。
「それとさ、今夜食べに行かないか?辻褄合わせの会」
「え?いいけど。あ、誕生日プレゼントの話とか?」
「うん、まあそんなとこかな。じゃあ夜にな」
「分かった」
今日は環奈がオフの日で、弦の誕生日プレゼントに何を贈ったのかを聞かれることもない。
夕方になるとキャナルガーデンに行き、ランタンフェスティバルを手伝った。
SNS効果もあってか昨日よりも更に賑わいを増し、夜空を彩るたくさんのランタンにめぐはまたうっとりと見とれる。
定時を過ぎると、めぐと弦は一緒に事務所を出ていつもの居酒屋に向かった。



