高校最後の文化祭を控え、涼介はバンド「RISE」のボーカルとして気合を入れていた。彼はギターを片手に、仲間たちと練習を繰り返している。その日、新しく転校してきた沙希と出会う。彼女はクラスメートに囲まれつつもどこか浮かない表情だった。涼介はその姿に目を留め、なぜか気になって話しかける。沙希が小さな声で歌っているのを偶然聞いた涼介は、彼女の声が美しいことに気づく。彼の心には、共に音楽を創りたいという強い思いが芽生え始めた。