そうだ。彗くんに頼まれていた三池財閥のパーティーが、もう明後日に迫ってるんだ。
私は、首を慌てて横にふる。
「ううん。予定通り、パーティーには出席させて欲しい」
だって、彗くんと約束したから。
「でも、無理しなくても……」
「ううん。私が出たいの。彗くんの……彼女として」
真っ直ぐ彗くんの顔を見て、私は言い切った。
「ありがとう、助かるよ。でも……菜乃花が俺の彼女役としてパーティーに出るのは、明後日で最後で良いから」
……え?
突然の予告に、心臓がドクンと音を立てた。
「明後日で、最後?」
「ああ」
「どっ、どうして?!」
彗くんに尋ねる声が、震えてしまう。



