隠れ御曹司は、最強女子を溺愛したい



それから彗くんと残りの昼休みを利用して、髪飾りを探した。


だけど、そう簡単に見つかることなく放課後になった。


この日の授業が全て終わると、私は彗くんと手分けして、髪飾りを探すため再び校内を駆け回った。


教室はもちろんのこと、昇降口や中庭など、自分が普段よく利用する場所を重点的に探したけど、やっぱり見つからない。


時間の経過とともに、どんどん焦りが募っていく。


ほんと、どこ行っちゃったんだろう。


私が、首を左右に動かしながら廊下を歩いていると。


「羽生さん。何か探してるの?」


廊下の向こうから歩いてきた、同じクラスの堀田(ほった)さんが声をかけてくれた。


「えっと、実は髪飾りを探してて。黄色いお花の……」

「それって、羽生さんが最近カバンにつけてたやつ?」

「うん」

「それなら私、さっき見たよ」

「え!?」