~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

(この状況を見越して、王位継承の儀が行われるまで長い期間に、自分たちに仇なす可能性のある者たちを排除する仕掛けをしてたってこと? 冗談じゃないわよ、並行してそんなものまで探さなきゃならないってわけ!?)

 新たな疑惑が浮上し、もうジェミーの頭はパンクしそうだ。
 その辺りを含めて考えると、まず最優先すべきはおそらく、第一王子の誤解を解くことだ。彼にペリエライツ家が玉座に就く邪魔をすると思われている以上、そのターゲットからは外れられない。

 となるとやはり行きつくのは、先日考えた第三王子とのコンタクトを図るという手段か。

(やはり彼がキーマンになるかしら)

 アルサイド第三王子――王宮に出入りできて権威もあり、なおかつ表舞台には姿を現さず、中立を貫いていた謎の人物。 第一王子との交渉役として味方につけるには最適だ。ジェミーはそれらしき人物を探して、校舎を上から順に見て回ることにする。

 放課後の今、わざわざ彼が校内に残っている可能性は低いけれど、学生たちが交わす噂話も馬鹿にならない。どんな些細な情報でも欲している状態だし、いろいろな生徒に話を聞きながら探りを入れてゆく。すると、少しずつぼんやりと人物像が浮かび上がってきた。