ルゼは家庭を知らずに育ち、人との関わり方がわからなかっただけで、実はもともと甘え上手で社交的だったりして。いったん心を開く方法を覚えてしまえば、この先もしやジェミーなど放っておいて、兄たちとどんどん仲良くなっていくのかもしれない。
ジェミーの鼻に、ふわりと彼らの香水の入り混じった香りが届く。
「……デル×アル? もしくはクラ×アル……かぁ」
「なにか言った? ジェミー」
「ううん、こっちの話」
ふたりの背中が一瞬薔薇の額縁に囲まれ、ぶつぶつ呟いたジェミーは目を擦った。そんなイケナイ方面の同人誌が作られそうな展開の物語ではなかったはずだが。
(この時代にもそういう恋愛小説ってあるのかしらね?)
「さっきからどうかしたの?」
「な、なんでもないの(今度探してみよう)」
前世の自宅に残して来た負の遺産をを思い出し、無事焼却されていることを願って脱線した思考を無理に戻すと、ジェミーは元通りセニアとの平和なガールズトークに勤しむのであった。
ジェミーの鼻に、ふわりと彼らの香水の入り混じった香りが届く。
「……デル×アル? もしくはクラ×アル……かぁ」
「なにか言った? ジェミー」
「ううん、こっちの話」
ふたりの背中が一瞬薔薇の額縁に囲まれ、ぶつぶつ呟いたジェミーは目を擦った。そんなイケナイ方面の同人誌が作られそうな展開の物語ではなかったはずだが。
(この時代にもそういう恋愛小説ってあるのかしらね?)
「さっきからどうかしたの?」
「な、なんでもないの(今度探してみよう)」
前世の自宅に残して来た負の遺産をを思い出し、無事焼却されていることを願って脱線した思考を無理に戻すと、ジェミーは元通りセニアとの平和なガールズトークに勤しむのであった。



