ジェミーが畏まって腰を折ると、デールはふんと鼻を鳴らしながらぼそりと言った。
「まさか下の弟に玉を奪われていたとはな」
「…………? それより、先日は豪華な指輪をお送りいただきまして、ありがとうございます」
「えっ、なにそれ」
「ばっ――!」
玉? と首を傾げつつ、先日ずいぶん値打ち物の指輪をくれた礼をすると、不思議そうに眼を見開いたデールが慌ててこちらに駆け寄り耳元で囁いた。
(あれをくれてやったのは、ペリエライツ家に仕掛けていた罠のことを誰にもバラすなという意味だ。だから俺から贈ったということは、今後一切誰にも言うなよ。妙な誤解を招きたくない)
(は、はぁ。わかりましたけど)
「ちょっと、兄上。ジェミーは僕の恋人なんですから、あんまり気安く近づかないでください。デール兄様にはリーザ様がいらっしゃるでしょう?」
すると、ちょっとした独占欲を発揮したルゼが、両手を腰にデールに注意する。すると以外にも彼は年下の王子の文句を素直に聞き入れ、額を押さえた。
「まさか下の弟に玉を奪われていたとはな」
「…………? それより、先日は豪華な指輪をお送りいただきまして、ありがとうございます」
「えっ、なにそれ」
「ばっ――!」
玉? と首を傾げつつ、先日ずいぶん値打ち物の指輪をくれた礼をすると、不思議そうに眼を見開いたデールが慌ててこちらに駆け寄り耳元で囁いた。
(あれをくれてやったのは、ペリエライツ家に仕掛けていた罠のことを誰にもバラすなという意味だ。だから俺から贈ったということは、今後一切誰にも言うなよ。妙な誤解を招きたくない)
(は、はぁ。わかりましたけど)
「ちょっと、兄上。ジェミーは僕の恋人なんですから、あんまり気安く近づかないでください。デール兄様にはリーザ様がいらっしゃるでしょう?」
すると、ちょっとした独占欲を発揮したルゼが、両手を腰にデールに注意する。すると以外にも彼は年下の王子の文句を素直に聞き入れ、額を押さえた。



