慌ただしく去ってゆくクラフトを送り出すと、ジェミーは彼とずいぶん仲良くなったルゼになにを話していたのか尋ねた。
「どういう話をしてたの? なんか楽しそうだったけど」
「世間話。男同士もいろいろあってさ、いくら王子だと言っても僕らまだ若いじゃない。政府のお偉方には見くびられることも多くって。特にクラフト兄様あの顔だし、頭も切れるからやっかみも多くて。大変らしいよ」
「ふーん?」
実際に敵対したのはジェミーだけれど、あれだけ継承権を巡って争った相手とよくも打ち解けられるものだと、ジェミーはルゼに感心する。
そこからは彼も交え、セニアと学生時代の思い出について談笑していると、次の来訪者が訪れた。
「まったくお前ら、なんのための園遊会だと思っている。内輪だけで固まっていても仕方ないだろうが」
「デール殿下! あ、その節は」
次期国王であるデールが呆れ顔でこちらを見下ろす。戴冠式を控え、彼もさらに威厳が増してきた。どうやら本日は、彼の正妃になる予定のリーザ皇女はご参加になられていない様子。
「どういう話をしてたの? なんか楽しそうだったけど」
「世間話。男同士もいろいろあってさ、いくら王子だと言っても僕らまだ若いじゃない。政府のお偉方には見くびられることも多くって。特にクラフト兄様あの顔だし、頭も切れるからやっかみも多くて。大変らしいよ」
「ふーん?」
実際に敵対したのはジェミーだけれど、あれだけ継承権を巡って争った相手とよくも打ち解けられるものだと、ジェミーはルゼに感心する。
そこからは彼も交え、セニアと学生時代の思い出について談笑していると、次の来訪者が訪れた。
「まったくお前ら、なんのための園遊会だと思っている。内輪だけで固まっていても仕方ないだろうが」
「デール殿下! あ、その節は」
次期国王であるデールが呆れ顔でこちらを見下ろす。戴冠式を控え、彼もさらに威厳が増してきた。どうやら本日は、彼の正妃になる予定のリーザ皇女はご参加になられていない様子。



