「楽しい人生を送ろうと思ったら、これからも楽なんてしてられないわね。あ~あ、そうなると王位継承騒ぎのことも、そのうち数ある記憶の一部として埋もれちゃうのかしら」
「あんな衝撃的な一幕、簡単に忘れることはできそうにない。でも……今思えば、とてもいい思い出になったよ」
「そうね」
振り返りが終わり、んーっと背を伸ばした後、なんだかしんみりしそうになってジェミーは首を振った。
湿っぽくなんてしてられない。まだまだ挑戦したいことなんて山ほどあるのだから。
あの事件ではいろいろ学んだ。自分なんてちっぽけで、なんだって誰かの力を借りないとやり抜けないし、新しいことに踏み出すためには大きな希望と夢が必要。それらはきっと、自分を見ていてくれる誰かとの関わりの中から生まれてくるんだと、ジェミーは信じる。
だから、この先も皆と一緒にたくさん楽しいことを考えるのだ!
今や、夕陽は水平線に接して煌々と映え――南の島の綺麗な空はなお鮮やかに、気が遠くなるほどの距離と時間を経て飛んできた光を、ふたりの瞳に届かせる。
「綺麗だな……」
「そうね……。ねえ、ルゼ」
「ん、どうかした? なにかおもしろそうなことでも思いついた?」
「あんな衝撃的な一幕、簡単に忘れることはできそうにない。でも……今思えば、とてもいい思い出になったよ」
「そうね」
振り返りが終わり、んーっと背を伸ばした後、なんだかしんみりしそうになってジェミーは首を振った。
湿っぽくなんてしてられない。まだまだ挑戦したいことなんて山ほどあるのだから。
あの事件ではいろいろ学んだ。自分なんてちっぽけで、なんだって誰かの力を借りないとやり抜けないし、新しいことに踏み出すためには大きな希望と夢が必要。それらはきっと、自分を見ていてくれる誰かとの関わりの中から生まれてくるんだと、ジェミーは信じる。
だから、この先も皆と一緒にたくさん楽しいことを考えるのだ!
今や、夕陽は水平線に接して煌々と映え――南の島の綺麗な空はなお鮮やかに、気が遠くなるほどの距離と時間を経て飛んできた光を、ふたりの瞳に届かせる。
「綺麗だな……」
「そうね……。ねえ、ルゼ」
「ん、どうかした? なにかおもしろそうなことでも思いついた?」



