大きくバランスを崩してぐるぐる回されたジェミーの手を、アルサイドの腕がキャッチ。掴まれた手があったかくて彼の存在を実感する。たった二年合わないうちに、ずいぶん、その、逞しくなったような……?
「ど、どうしてここに、来られたんです? アア、アルサイド……殿下?」
掴まれた手を離してもらい、唐突な出現にどう呼んだものか混乱するジェミー。
すると彼は、やや冷ややかな目付きで彼女を見下ろした。
「その手紙を送ったのはいつだと思ってるんだい? こんなところにいるから届くのが遅れたのかもしれないけれどさ」
(ミリィィィ……!)
一瞬、頭に浮かんだお茶目に舌を出す侍女の姿を頭を振って追いやると、ジェミーはルゼの顔をぼんやりと見つめた。
二年間、顔を合わせない内にずいぶんと男らしく、かつお洒落になった気はするが、ジェミーを見つめるその表情は、以前のものと変わっていない。
「ご、ごめんなさい。なにも知らなかったから、驚いたんです。今日来るってわかってたら、もっとちゃんと準備してたのに」
「ど、どうしてここに、来られたんです? アア、アルサイド……殿下?」
掴まれた手を離してもらい、唐突な出現にどう呼んだものか混乱するジェミー。
すると彼は、やや冷ややかな目付きで彼女を見下ろした。
「その手紙を送ったのはいつだと思ってるんだい? こんなところにいるから届くのが遅れたのかもしれないけれどさ」
(ミリィィィ……!)
一瞬、頭に浮かんだお茶目に舌を出す侍女の姿を頭を振って追いやると、ジェミーはルゼの顔をぼんやりと見つめた。
二年間、顔を合わせない内にずいぶんと男らしく、かつお洒落になった気はするが、ジェミーを見つめるその表情は、以前のものと変わっていない。
「ご、ごめんなさい。なにも知らなかったから、驚いたんです。今日来るってわかってたら、もっとちゃんと準備してたのに」



