胸にあふれる想いはあれど……。
それを最後に、一言の感謝で表したルゼは一気に扉を潜ると、そこからはジェミーを横抱きにして階段を駆け下り建物の外へと抜け出していった。
「ちょちょちょちょっと、どうすんのよこれ! 後で滅茶苦茶怒られるわよ!」
「かまうもんか。それより、せっかく自由の身になったんだ。どこに行きたい?」
「どこって――」
ルゼが厩を探してきょろきょろと見回る。
まったく、いつもこういうことをするのはジェミーの役目だったのに。
その少年のような表情に、今さら真っ赤になっていたジェミーの頭にも、かねてよりやりたかったことが浮かんでくる。
ここまできたらどーせ取り返しもつかないし。事態の収拾は人任せにして、目一杯、心から今を楽しんでやる!
そんな気持ちですべての憂いを捨て去って、ジェミーは嬉しそうに叫んだ。
「あーっもう、それじゃ南の島!」
「よしきた!」
ルゼも歯を見せて笑い、その魂の叫びに反応したかのように――。
それを最後に、一言の感謝で表したルゼは一気に扉を潜ると、そこからはジェミーを横抱きにして階段を駆け下り建物の外へと抜け出していった。
「ちょちょちょちょっと、どうすんのよこれ! 後で滅茶苦茶怒られるわよ!」
「かまうもんか。それより、せっかく自由の身になったんだ。どこに行きたい?」
「どこって――」
ルゼが厩を探してきょろきょろと見回る。
まったく、いつもこういうことをするのはジェミーの役目だったのに。
その少年のような表情に、今さら真っ赤になっていたジェミーの頭にも、かねてよりやりたかったことが浮かんでくる。
ここまできたらどーせ取り返しもつかないし。事態の収拾は人任せにして、目一杯、心から今を楽しんでやる!
そんな気持ちですべての憂いを捨て去って、ジェミーは嬉しそうに叫んだ。
「あーっもう、それじゃ南の島!」
「よしきた!」
ルゼも歯を見せて笑い、その魂の叫びに反応したかのように――。



