「あははははははっ! すごいでしょ彼女は。世の中には、こんなにおもしろい人たちがたくさんいるんですよ!? 多分王様ってのは、そんな人たちの合わない意見もちゃんと汲んで、器用にうまくまとめてやれる人がやればいいんじゃないのかな。それがどんな人なのか、僕には想像がつかないけれど。だから――」
そっとジェミーの肩に触れ、そこからエネルギーをもらったようにルゼは一呼吸おいてぐっと腹に力を入れると、はっきりと告げた。
「僕なんかが、王様になれる自信はありません。だから第三王子アルサイドとして、正式に継承権を放棄します」
そして、深く国王に頭を下げる。国王は、無表情のまま動かなくなった。
変わって響いたのは、デールの乾いた笑い声。
「ッハハハハハ。これで王位継承権を放棄していないのは、そやつだけになってしまったな。どうするクラフト、まあ、敗北者のまま意地汚く継承権を主張し、消去法で転がり込んだ玉座に固執するのもお前らしいか」
「どこまでも、愚弄してくれる……」
座り込んだクラフトは、化けの皮が剝がれたように厳しい表情でねめ上げたが、デールはどこ吹く風だ。
そっとジェミーの肩に触れ、そこからエネルギーをもらったようにルゼは一呼吸おいてぐっと腹に力を入れると、はっきりと告げた。
「僕なんかが、王様になれる自信はありません。だから第三王子アルサイドとして、正式に継承権を放棄します」
そして、深く国王に頭を下げる。国王は、無表情のまま動かなくなった。
変わって響いたのは、デールの乾いた笑い声。
「ッハハハハハ。これで王位継承権を放棄していないのは、そやつだけになってしまったな。どうするクラフト、まあ、敗北者のまま意地汚く継承権を主張し、消去法で転がり込んだ玉座に固執するのもお前らしいか」
「どこまでも、愚弄してくれる……」
座り込んだクラフトは、化けの皮が剝がれたように厳しい表情でねめ上げたが、デールはどこ吹く風だ。



