だが無情にも、ウィリアムはきっぱりと断言する。
「――そんなっ! なんだっていうんだ」
「申し訳ございません」
明かされた真実の重さを、ルゼは自分の中でどう消化したらいいのかわからないようで、ぎゅっと目を瞑った。
「ふ、ふふふふふふふ」
そんな姿を見て、近くで仮面のように表情を凍らせていたクラフトが身を揺すりだす。
そのくぐもった笑いは少しずつ溶けだした氷水のように、式場にじわじわと染み込んでゆく。
「あはははははっ。お笑い種ではないですか。彼が第三王子であると、それはわかった。しかし、かつて幼くして王宮を追われた彼などが三大公爵家の力を手に入れたとして、いったいなにをどうできると? そんな人物が次の王にふさわしいなどと、誰が認めるのです」
「そ、そうだ! それならば、クラフト殿下が次の王になられた方がまだマシだ!」
「例え国王の血を受け継いでいるとはいえ、この国を未知数の人間などに預けられるはずがあるか!」
「――そんなっ! なんだっていうんだ」
「申し訳ございません」
明かされた真実の重さを、ルゼは自分の中でどう消化したらいいのかわからないようで、ぎゅっと目を瞑った。
「ふ、ふふふふふふふ」
そんな姿を見て、近くで仮面のように表情を凍らせていたクラフトが身を揺すりだす。
そのくぐもった笑いは少しずつ溶けだした氷水のように、式場にじわじわと染み込んでゆく。
「あはははははっ。お笑い種ではないですか。彼が第三王子であると、それはわかった。しかし、かつて幼くして王宮を追われた彼などが三大公爵家の力を手に入れたとして、いったいなにをどうできると? そんな人物が次の王にふさわしいなどと、誰が認めるのです」
「そ、そうだ! それならば、クラフト殿下が次の王になられた方がまだマシだ!」
「例え国王の血を受け継いでいるとはいえ、この国を未知数の人間などに預けられるはずがあるか!」



