「しかし、あの出来事があってから、アルサイドはお前以外のものに心を開かぬようになってしまった……。あやつにも拠り所は必要だ。よって今後、貴様にはアルサイドが成人するまでそのそばにつき、あやつの身辺を守ることを命ずる。自らの行動により、その罪を贖うのだ、よいな!」
「ハッ!」
その決定は私にとってひどくありがたいものでした。
許されざる失態を犯し、もう若くはない私にとって、生涯の目的が定められたのですから。
それから間もなく、私はルゼ・トーミアスと名乗ることになったアルサイド殿下を連れ、事情を知る幾人かの侍従と共に王宮を去りました。そして、そこから王都の片隅にひっそりと構えられた、トーミアス伯爵家での生活が始まったのです――。
「ハッ!」
その決定は私にとってひどくありがたいものでした。
許されざる失態を犯し、もう若くはない私にとって、生涯の目的が定められたのですから。
それから間もなく、私はルゼ・トーミアスと名乗ることになったアルサイド殿下を連れ、事情を知る幾人かの侍従と共に王宮を去りました。そして、そこから王都の片隅にひっそりと構えられた、トーミアス伯爵家での生活が始まったのです――。



