「ここは……」
「ル、ルゼ様! ご加減はいかがなのですか?」
「からだが、いたいよ」
「その傷は、本来であれば私どもが受けていた傷だったはず。せめて、お詫びを……」
彼は首筋を苦しそうに押さえると、うなだれた私を不思議そうに見つめ、そして言いました。
「おじいさん、だれ?」
「――――‼」
その瞬間、彼の目覚めに安堵した私の背筋は凍りついた。
そして、驚きをなんとか押し隠すと私は震える口で、彼にゆっくりと尋ねかけます。
「倒れる前のことを、覚えていますか?」
「……ううん、なにも。ねえ、ぼく……なんていう名前だったんだっけ。 ……あれっ⁉ えっ、どうして。ぼく、なにを……。どうしよう、なんにも、なんにもわかんない、おもいだせないよ! おじいさん、こわいよ、たすけて!」
(まさか――)
「ル、ルゼ様! ご加減はいかがなのですか?」
「からだが、いたいよ」
「その傷は、本来であれば私どもが受けていた傷だったはず。せめて、お詫びを……」
彼は首筋を苦しそうに押さえると、うなだれた私を不思議そうに見つめ、そして言いました。
「おじいさん、だれ?」
「――――‼」
その瞬間、彼の目覚めに安堵した私の背筋は凍りついた。
そして、驚きをなんとか押し隠すと私は震える口で、彼にゆっくりと尋ねかけます。
「倒れる前のことを、覚えていますか?」
「……ううん、なにも。ねえ、ぼく……なんていう名前だったんだっけ。 ……あれっ⁉ えっ、どうして。ぼく、なにを……。どうしよう、なんにも、なんにもわかんない、おもいだせないよ! おじいさん、こわいよ、たすけて!」
(まさか――)



