「く、くくくく。ば、馬鹿馬鹿しい。なにを言っているんだ。今まで姿を見せず、ただ、王家の血を繋ぐための器として生きてきた弟などに、そんな大役が務まるものか! 第一、この重要な場にいないことが、アルサイドの国政に関わる資格のなさを表しているはずだ! そうでしょう、父上!」
クラフトは動揺し、狂ったような大声で吼えたが、レビエラ国王は青ざめた顔でぐっと喉を鳴らしているだけだ。そして彼はゆっくりと苦渋を飲み下すと、ぼそりと言った。
「いや、いる……。おるのだ。そこに」
「今、なんと……? い、いったい、どこの誰が」
その、あまりにも不明瞭な呟きに、クラフト同様会場の誰もが第三王子探しを始める中――。
国王は、ただ一か所を見つめると、ぶるぶると揺れる指先を伸ばした。
その先には――。
「第三王子は…………アルサイドは、お前なのだ」
クラフトは動揺し、狂ったような大声で吼えたが、レビエラ国王は青ざめた顔でぐっと喉を鳴らしているだけだ。そして彼はゆっくりと苦渋を飲み下すと、ぼそりと言った。
「いや、いる……。おるのだ。そこに」
「今、なんと……? い、いったい、どこの誰が」
その、あまりにも不明瞭な呟きに、クラフト同様会場の誰もが第三王子探しを始める中――。
国王は、ただ一か所を見つめると、ぶるぶると揺れる指先を伸ばした。
その先には――。
「第三王子は…………アルサイドは、お前なのだ」



