一手で形勢をひっくり返され、ジェミーに協力してくれた面々が愕然とした表情でデールを見つめる中、彼はひょうひょうとうそぶいた。
「勘違いも大概にしろ。お前の相手は別の者だ」
「は?」
しかも、続く言葉がさらにこの場を混乱させる。
もはや空間ごとフリーズしたような聴衆たちだったが、それを前に、今を持って元王太子と成り下がったデールは、堂々と自信の源たるその意図を明かしてみせた。
「これより俺たちが味方するのは――第三王子! これまで姿を見せてこなかった、日陰者のアルサイドだ!」
「「我々もその意向に従いましょう」」
すかさず、もともと第三王子派閥であったランデルシア公爵のみならず、フーバー公爵までもがその言葉に賛同し、体をぐらつかせたクラフトが苦しげに額を押さえた。まったくの、想定外の出来事。
あり得ない話だった。今まで、歯牙にもかけぬ存在だった第三王子に強引にスポットライトが当てられ、急に彼の目の前に立ち塞がったのである。
「勘違いも大概にしろ。お前の相手は別の者だ」
「は?」
しかも、続く言葉がさらにこの場を混乱させる。
もはや空間ごとフリーズしたような聴衆たちだったが、それを前に、今を持って元王太子と成り下がったデールは、堂々と自信の源たるその意図を明かしてみせた。
「これより俺たちが味方するのは――第三王子! これまで姿を見せてこなかった、日陰者のアルサイドだ!」
「「我々もその意向に従いましょう」」
すかさず、もともと第三王子派閥であったランデルシア公爵のみならず、フーバー公爵までもがその言葉に賛同し、体をぐらつかせたクラフトが苦しげに額を押さえた。まったくの、想定外の出来事。
あり得ない話だった。今まで、歯牙にもかけぬ存在だった第三王子に強引にスポットライトが当てられ、急に彼の目の前に立ち塞がったのである。



