「フ――、フーバー公にランデルシア公!? どうしてお主らが!?」
「ずいぶんな災難に見舞われましたね、ペリエライツ公」
「であるな。まったく、当家にまでいらぬ疑いをかけさせるのは、やめてもらいたいものだ。切れ者のようでいてどこか抜けているのは、いつまでたっても変わらん」
若く逞しい胸板の男性が、王太子の支援を務めるフーバー公爵だとすると、その後ろのやや年配の貫禄のある老人が、ランデルシア公爵なのだと思われる。三大公爵の揃い踏みに、周囲の貴族たちはこれが王国の一大事だという認識をより濃くしたようだ。
「フッフッフ。彼らがここに来た意味がわかるか? 愚かな弟よ」
見下したデールの物言いに、クラフトは歯軋りで応じる。
「フーバー家のみならず、アルサイドからランデルシア家の支持までも奪い取ったということですか? しかし、それでもまだ我が下には大勢の配下がいる。この場を治め、ロドリエ商会やエキュリゼ家、ペリエライツ家の力を借りれば十分に王位継承争いを戦い抜ける公算はある! 負けてすべてを失うのは、あなただっ!」
「すでにその前提が破綻しようとしているのだがな。しかしこの際だ、これ以上馬鹿なことを考えぬよう、お前に決定的な敗北を教えてやる!」
「ずいぶんな災難に見舞われましたね、ペリエライツ公」
「であるな。まったく、当家にまでいらぬ疑いをかけさせるのは、やめてもらいたいものだ。切れ者のようでいてどこか抜けているのは、いつまでたっても変わらん」
若く逞しい胸板の男性が、王太子の支援を務めるフーバー公爵だとすると、その後ろのやや年配の貫禄のある老人が、ランデルシア公爵なのだと思われる。三大公爵の揃い踏みに、周囲の貴族たちはこれが王国の一大事だという認識をより濃くしたようだ。
「フッフッフ。彼らがここに来た意味がわかるか? 愚かな弟よ」
見下したデールの物言いに、クラフトは歯軋りで応じる。
「フーバー家のみならず、アルサイドからランデルシア家の支持までも奪い取ったということですか? しかし、それでもまだ我が下には大勢の配下がいる。この場を治め、ロドリエ商会やエキュリゼ家、ペリエライツ家の力を借りれば十分に王位継承争いを戦い抜ける公算はある! 負けてすべてを失うのは、あなただっ!」
「すでにその前提が破綻しようとしているのだがな。しかしこの際だ、これ以上馬鹿なことを考えぬよう、お前に決定的な敗北を教えてやる!」



