しかしそれすら、新たな登場人物の伏線にすぎない。
次は自分の番だとばかりに、窓から差し込む陽射しに金髪を煌めかせた美青年が、悪魔的哄笑と共に式場内へと足を踏み入れる。
「フ――ッハハハハハハッ!! ずいぶんとおもしろいことになっているじゃないか! こんな見世物は一生にそうは見れまい。それに、お前のそのような顔もなぁ、クラフト!」
「兄上……!」
(デール様ったら!)
その悪役丸出しの登場の仕方がおかしくて、決まり過ぎていて……。
ジェミーは笑いをこらえきれなくなった。かつて敵対関係だったはずの彼の威風堂々たる姿がまさかこんなに頼もしく見える日が来るなんて!
王太子としての威厳を振りまきながら、ずかずかと無遠慮に距離を詰めてくるデールに、逆にクラフトは言葉にのった苦みを抑えきれない。
「あなたをこの式に呼んだ覚えはないはずですが……。とんだ、マナー違反だ」
「ククク、この期に及んでまだそんなことを言っている余裕があるのか。おいロドムよ、あの方々を連れて参れ」
次は自分の番だとばかりに、窓から差し込む陽射しに金髪を煌めかせた美青年が、悪魔的哄笑と共に式場内へと足を踏み入れる。
「フ――ッハハハハハハッ!! ずいぶんとおもしろいことになっているじゃないか! こんな見世物は一生にそうは見れまい。それに、お前のそのような顔もなぁ、クラフト!」
「兄上……!」
(デール様ったら!)
その悪役丸出しの登場の仕方がおかしくて、決まり過ぎていて……。
ジェミーは笑いをこらえきれなくなった。かつて敵対関係だったはずの彼の威風堂々たる姿がまさかこんなに頼もしく見える日が来るなんて!
王太子としての威厳を振りまきながら、ずかずかと無遠慮に距離を詰めてくるデールに、逆にクラフトは言葉にのった苦みを抑えきれない。
「あなたをこの式に呼んだ覚えはないはずですが……。とんだ、マナー違反だ」
「ククク、この期に及んでまだそんなことを言っている余裕があるのか。おいロドムよ、あの方々を連れて参れ」



