ルゼがあやすようにジェミーの背中を叩くと、クラフトに厳しい視線を向ける。
「これがどういうことかわかりますか、クラフト殿下」
すると、さすがの第二王子もこの事態は予想外だったのか、ほんのわずかな戸惑いを見せた。
「王家の者しか知るはずのないあの地下通路の出入り口を見つけ出したのか……いったい、どうやって?」
「な、なぜ、あやつが……」
加えてなぜか、国王までがルゼの登場に疑問を浮かべている。ふたりの間に面識があったとは驚きだ。だが――。
「国王陛下、いかなる処分も覚悟の上で奏上いたす‼」
それらすべてを打ち消してしまうような大声で、まずガースルが国王に向かって怒りを叩きつけた。
地下で長期間捉えられていたとは思えない迫力だ。
「クラフト殿下は、手の者を使い我々ペリエライツ家の者たちを数か月にわたって拘留し続け、それを人質としてジェミーに自らの妻になるよう働きかけたと聞いた! 己が権力を掴むためとはいえ、そのような非道、いかに王の御子だとて許されるものなのか!?」
「これがどういうことかわかりますか、クラフト殿下」
すると、さすがの第二王子もこの事態は予想外だったのか、ほんのわずかな戸惑いを見せた。
「王家の者しか知るはずのないあの地下通路の出入り口を見つけ出したのか……いったい、どうやって?」
「な、なぜ、あやつが……」
加えてなぜか、国王までがルゼの登場に疑問を浮かべている。ふたりの間に面識があったとは驚きだ。だが――。
「国王陛下、いかなる処分も覚悟の上で奏上いたす‼」
それらすべてを打ち消してしまうような大声で、まずガースルが国王に向かって怒りを叩きつけた。
地下で長期間捉えられていたとは思えない迫力だ。
「クラフト殿下は、手の者を使い我々ペリエライツ家の者たちを数か月にわたって拘留し続け、それを人質としてジェミーに自らの妻になるよう働きかけたと聞いた! 己が権力を掴むためとはいえ、そのような非道、いかに王の御子だとて許されるものなのか!?」



