しかし――。
「――ふっふっふ。いやいや、なかなかおもしろい余興だった」
さすが王位継承権の所持者。
あまつさえ、軽い拍手の音まで響かせながら。
ここまでしても、微かな揺らぎも見せずに彼はゆっくりと壇上から降りてくる。
「いや、よくできていた。事実をうまく取り入れた、真に迫る筋書きだったね。ペリエライツ家の人々には、劇作家としての才能があるかもしれない。楽しませてもらったことに礼を言うよ、ジェミー」
あくまでも彼は余裕の表情を崩さず、爽やかにジェミーたちを褒めたたえた。
その声は静まり返った式場内によく浸透し、参列者の頭を冷やしていく。
「まあ、一応反論しておくとしようか。いろいろ私に対してけちをつけようとしてくれていたみたいだけど、君たちの告発には、一番肝心なものが足りていないんじゃない?」
そう言うと――クラフトはジェミーにグイと顔を近づけ彼女の腕を掴み、先ほどの追及の致命的な弱点を告げた。
「――ふっふっふ。いやいや、なかなかおもしろい余興だった」
さすが王位継承権の所持者。
あまつさえ、軽い拍手の音まで響かせながら。
ここまでしても、微かな揺らぎも見せずに彼はゆっくりと壇上から降りてくる。
「いや、よくできていた。事実をうまく取り入れた、真に迫る筋書きだったね。ペリエライツ家の人々には、劇作家としての才能があるかもしれない。楽しませてもらったことに礼を言うよ、ジェミー」
あくまでも彼は余裕の表情を崩さず、爽やかにジェミーたちを褒めたたえた。
その声は静まり返った式場内によく浸透し、参列者の頭を冷やしていく。
「まあ、一応反論しておくとしようか。いろいろ私に対してけちをつけようとしてくれていたみたいだけど、君たちの告発には、一番肝心なものが足りていないんじゃない?」
そう言うと――クラフトはジェミーにグイと顔を近づけ彼女の腕を掴み、先ほどの追及の致命的な弱点を告げた。



