ロドリエ商会を訪ねる前ウィリアムに聞いた話を整理し、婚約に至るまでの裏事情をすべて参列者たちに開示する。
いったい、この事件の陰で糸を引いているのは、いったい誰なのかということを!
「ペリエライツ一家の事故も、青年の失踪も、すべてはクラフト殿下が黒幕だったのです! 彼はロドリエ商会の力を借りて、かつて三大公爵家に名を連ねたエキュリゼ家の支援を新しく生み出した。その上で我が家族を攫って人質にし、私に婚約を迫ることで、ペリエライツ家の力までもを手中に収め、一大勢力を築き上げようとしている! そして彼が目指すは、次期王位の奪取! このようなことがどうして許されましょうか!」
ジェミーの力説に、この場の貴族たちは難しい顔で考え込んだ。
罪の暴露に不信感を示す者もいるにはいるが、そもそも彼らはクラフトを次の国王へと推しているのだ。想定よりも動揺を誘う効果が薄い。
(ルブロ叔父様……!)
(う、うむ……)
そこでジェミーは、続いて隣のルブロに頷きかける。
彼をわざわざここに連れてきたのも、もうひとつのクラフトの罪を告発せんがため。彼は滝のように大汗を流しながらも、なんとか背筋を伸ばすと、大声を張り上げた。
いったい、この事件の陰で糸を引いているのは、いったい誰なのかということを!
「ペリエライツ一家の事故も、青年の失踪も、すべてはクラフト殿下が黒幕だったのです! 彼はロドリエ商会の力を借りて、かつて三大公爵家に名を連ねたエキュリゼ家の支援を新しく生み出した。その上で我が家族を攫って人質にし、私に婚約を迫ることで、ペリエライツ家の力までもを手中に収め、一大勢力を築き上げようとしている! そして彼が目指すは、次期王位の奪取! このようなことがどうして許されましょうか!」
ジェミーの力説に、この場の貴族たちは難しい顔で考え込んだ。
罪の暴露に不信感を示す者もいるにはいるが、そもそも彼らはクラフトを次の国王へと推しているのだ。想定よりも動揺を誘う効果が薄い。
(ルブロ叔父様……!)
(う、うむ……)
そこでジェミーは、続いて隣のルブロに頷きかける。
彼をわざわざここに連れてきたのも、もうひとつのクラフトの罪を告発せんがため。彼は滝のように大汗を流しながらも、なんとか背筋を伸ばすと、大声を張り上げた。



