その事件については貴族の中で知る者も多かったようで、いくぶんか同情的な声が上がる。その反応を見て、ジェミーは話を進めていく。
「ですが、それは事故に見せかけた襲撃でした。私の家族はその場から血の一滴も流さず姿を消し、後に伝言役として残された配下から、何者かから襲われ、人質に取られたという事実が明かされたのです!!」
「な、なんということだ!」
「三大公爵家の当主を人質にとるなど、本当であれば、由々しき事態だぞ!」
大きな驚きの反応が上がり、参列者たちはジェミーが次になにを明かすのか固唾を吞んで見守っている。
どれほどの人の心を揺さぶれるかは、ここからが勝負。
「その後、ここにいる叔父を後見役として私は当主代行の仕事に励み、その傍ら、家族の行方の調査をトーミアス伯爵家のルゼという青年に頼むことになったのです。その結果、少しずついろんな事実が判明してきました」
そこでジェミーはキッと、あらためて視線の先を強く見据え。
「そちらにいらっしゃるクラフト殿下がロドリエ商会という王都で一二を争う巨大組織と結託し、エキュリゼ公爵家を復活させて自らの後ろ盾にしたこと……商会の者たちが襲撃に関わった証拠を現場に残していたこと。そして、調査をしてくれていた青年は、その会長のもとへ伺った日に姿を消してしまった」
「ですが、それは事故に見せかけた襲撃でした。私の家族はその場から血の一滴も流さず姿を消し、後に伝言役として残された配下から、何者かから襲われ、人質に取られたという事実が明かされたのです!!」
「な、なんということだ!」
「三大公爵家の当主を人質にとるなど、本当であれば、由々しき事態だぞ!」
大きな驚きの反応が上がり、参列者たちはジェミーが次になにを明かすのか固唾を吞んで見守っている。
どれほどの人の心を揺さぶれるかは、ここからが勝負。
「その後、ここにいる叔父を後見役として私は当主代行の仕事に励み、その傍ら、家族の行方の調査をトーミアス伯爵家のルゼという青年に頼むことになったのです。その結果、少しずついろんな事実が判明してきました」
そこでジェミーはキッと、あらためて視線の先を強く見据え。
「そちらにいらっしゃるクラフト殿下がロドリエ商会という王都で一二を争う巨大組織と結託し、エキュリゼ公爵家を復活させて自らの後ろ盾にしたこと……商会の者たちが襲撃に関わった証拠を現場に残していたこと。そして、調査をしてくれていた青年は、その会長のもとへ伺った日に姿を消してしまった」



