隣国である大国、カレンベール帝国の支援に加え、ロドリエ商会とエキュリゼ公爵家、そしてペリエライツ公爵家のふたつの重要な貴族家の支援を得た。そのことが王位継承をめぐる勢力図を大きく金から青へと塗り替えたのだ。
これに気づいたいくつかの聡い貴族たち、そしてそれに連なる権力者たちも他の支援からこちらに鞍替えしようとする動きが出ている。それは王権移譲の儀が近づくごとに広まっていくに違いない。
それに関して、ずいぶん前に第一王子側が支援の母体であるフーバー家に出向いたという話があったが、もはやここでなにをしようと状況は覆せない。そんな自信がクラフトの胸にはある。
(さしものジェミーも、これ以上はどうしようもなかったみたいだしね。彼女の行動力ならばなにがしかの手を打ってくる。そんな気もしていたんだけれど、少し買い被り過ぎていたかもしれないな)
クラフトは、参列者にわからないようにくすりと意地の悪い吐息を漏らす。
自分の思惑を悟り、それを回避しようと奮闘していたジェミー。彼女のせいで、クラフトが今後を見据えて立てていた、帝国を窮地に陥れレビエラ王国の属国にさせるという計画は潰えてしまったが、それはまあおまけのようなもの。
これに気づいたいくつかの聡い貴族たち、そしてそれに連なる権力者たちも他の支援からこちらに鞍替えしようとする動きが出ている。それは王権移譲の儀が近づくごとに広まっていくに違いない。
それに関して、ずいぶん前に第一王子側が支援の母体であるフーバー家に出向いたという話があったが、もはやここでなにをしようと状況は覆せない。そんな自信がクラフトの胸にはある。
(さしものジェミーも、これ以上はどうしようもなかったみたいだしね。彼女の行動力ならばなにがしかの手を打ってくる。そんな気もしていたんだけれど、少し買い被り過ぎていたかもしれないな)
クラフトは、参列者にわからないようにくすりと意地の悪い吐息を漏らす。
自分の思惑を悟り、それを回避しようと奮闘していたジェミー。彼女のせいで、クラフトが今後を見据えて立てていた、帝国を窮地に陥れレビエラ王国の属国にさせるという計画は潰えてしまったが、それはまあおまけのようなもの。



