~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

 どうしてそんなところに閉じ込められていたのか、色々気にはなるが、先に人質たちの救出を優先しなければ。
 老家令の横顔にも珍しく焦りが見える。

「ペリエライツ家の方々も奥にいるのですな? ルゼ様、ここはまず案内を。彼らの安全を優先しましょう」
「それが、鍵のかかった部屋に幽閉されていてな。ウィンダス殿が兵士をどうにかしてくれたおかげで、僕はそこから外に出ることができたんだが」

 するとブラウンが、ぐりぐりと剣をつきつけ縛り上げた兵士を恫喝する。

「だそうだが? 居場所が知れた以上、黙りこくっていても無意味だぞ! ひどい目に遭いたくなかったら、下手に隠し立てせず持ってる鍵とやらを渡してもらおう! でないと、わかるな?」
「ひいいっ! わかった、出す! 出すから!」

 ふたつの部屋の話を聞いて、片方の伸びた兵士からもウィリアムが懐を探る。するとそこには二種類の鍵が集まった。食中毒が出たと聞いてガースルたちの方も心配になったのか。