「貴様ッ! どうやって部屋を出た!」
「そんなことはいい、早く捕まえるぞ!」
「なんじゃ、どういうことじゃ?」
ふたりの兵士が扉の上に仁王立ちし、ルゼを見下ろした。彼らは階段に足をかけると、ルゼを捕らえようと降りてくる。
その後ろには初老の医者らしき人物の姿も。
(くそっ、なんとかできないのか)
ルゼの首筋に汗が伝う。彼もウィリアム直伝の護身術を体得しているが、警戒した複数名の兵士を無力化できるようなものではない。兵士がさらに近付き、こちらを再び捕まえようと手を伸ばす。無茶を承知で強引に突破を試みるか、それとも――。
「なにか騒ぎが起きているようですな」
「一応確認してみましょう」
(あの声は!?)
聞き覚えのある声が近づいて、反射的にルゼはその場で声を振り絞った。
「そんなことはいい、早く捕まえるぞ!」
「なんじゃ、どういうことじゃ?」
ふたりの兵士が扉の上に仁王立ちし、ルゼを見下ろした。彼らは階段に足をかけると、ルゼを捕らえようと降りてくる。
その後ろには初老の医者らしき人物の姿も。
(くそっ、なんとかできないのか)
ルゼの首筋に汗が伝う。彼もウィリアム直伝の護身術を体得しているが、警戒した複数名の兵士を無力化できるようなものではない。兵士がさらに近付き、こちらを再び捕まえようと手を伸ばす。無茶を承知で強引に突破を試みるか、それとも――。
「なにか騒ぎが起きているようですな」
「一応確認してみましょう」
(あの声は!?)
聞き覚えのある声が近づいて、反射的にルゼはその場で声を振り絞った。



