それを下から見上げたルゼは愕然とした。
天井に四角く開いた穴に蓋をするように、重たそうな鉄扉らしきものが嵌まっていて、手で押し上げようともびくともしない。
「ここへ来て。ちくしょう!」
なんとかならないかと力の限りぶつかってみたが、鍵でもかかっているのか隙間すらできず、肩が痛くなっただけだ。
心にだんだんと焦りが忍び寄ってくる。
「くそっ、こんなところで諦められるか! 僕は彼らに託されたんだぞ!」
戻ってくる兵士に見つかることも覚悟で、ルゼは鍵の有りそうな場所を狙って松明で叩き続けた。
手がじんじんと痺れ、指の皮が破れて血が滲むが、それを気にしている余裕もなく。
「おい、下で声がする! まさか、人質が外に出たのか!?」
「まずい、開けるぞ!」
今度は上から声が。鍵ががちりと開いて、ギゴッと開いた扉の隙間から光が射しこみ目が眩む。そして――。
天井に四角く開いた穴に蓋をするように、重たそうな鉄扉らしきものが嵌まっていて、手で押し上げようともびくともしない。
「ここへ来て。ちくしょう!」
なんとかならないかと力の限りぶつかってみたが、鍵でもかかっているのか隙間すらできず、肩が痛くなっただけだ。
心にだんだんと焦りが忍び寄ってくる。
「くそっ、こんなところで諦められるか! 僕は彼らに託されたんだぞ!」
戻ってくる兵士に見つかることも覚悟で、ルゼは鍵の有りそうな場所を狙って松明で叩き続けた。
手がじんじんと痺れ、指の皮が破れて血が滲むが、それを気にしている余裕もなく。
「おい、下で声がする! まさか、人質が外に出たのか!?」
「まずい、開けるぞ!」
今度は上から声が。鍵ががちりと開いて、ギゴッと開いた扉の隙間から光が射しこみ目が眩む。そして――。



