「とりあえず、冷たい床の上よりかは寝床の方がいくらか気が休まりましょう。医者が来るまでしばしのご辛抱を」
「いつつ……。すまん――なっ!」
「ぐえっ!?」
そこで、腕を振り払ったウィンダスの拳が頬につき刺さった。
片方の兵士が壁にぶつかって白目をむき、もうひとりが驚きに固まる間にすかさず彼は、その首を後ろからきつく締め上げる。
「ぐぎぎ、き、さま、っ」
「へへん。悪いね、オレらもオレらで立場があるんだ」
抗うように兵士は足をばたつかせていたが、やがて気を失い、どさりと床の上に倒れ伏した。鮮やかな手並みを見せたウィンダスはすかさず衣服でふたりの兵士の体を縛り上げると、つい見惚れていたルゼに叫ぶ。
「さあ行け! 他のやつがいつ戻ってくるかわからん!」
「は、はい!」
彼の声に押され、弾かれたようにルゼは部屋から駆け出す。地下通路は数歩先が見えないほどに、暗く道は長い。だが幸い、部屋のすぐ脇に、兵士たちが持ってきた松明がかけてあった。
「いつつ……。すまん――なっ!」
「ぐえっ!?」
そこで、腕を振り払ったウィンダスの拳が頬につき刺さった。
片方の兵士が壁にぶつかって白目をむき、もうひとりが驚きに固まる間にすかさず彼は、その首を後ろからきつく締め上げる。
「ぐぎぎ、き、さま、っ」
「へへん。悪いね、オレらもオレらで立場があるんだ」
抗うように兵士は足をばたつかせていたが、やがて気を失い、どさりと床の上に倒れ伏した。鮮やかな手並みを見せたウィンダスはすかさず衣服でふたりの兵士の体を縛り上げると、つい見惚れていたルゼに叫ぶ。
「さあ行け! 他のやつがいつ戻ってくるかわからん!」
「は、はい!」
彼の声に押され、弾かれたようにルゼは部屋から駆け出す。地下通路は数歩先が見えないほどに、暗く道は長い。だが幸い、部屋のすぐ脇に、兵士たちが持ってきた松明がかけてあった。



